柏レイソルアカデミーは、Jリーグ・柏レイソルが運営するサッカー選手育成組織である。
理念
『将来、レイソルの軸となる選手の育成』
『世界で活躍できる選手の育成』
『サッカー界で活躍できる選手(人間)の育成』
『社会に貢献できる人間の育成』
柏レイソルはサッカー選手の育成において日本で最も長い歴史を持つクラブのひとつで、前身の日立製作所サッカー部時代の1969年に、全国で初めて日本サッカー協会公認のサッカースクールを開催している。
1986年4月、育成組織の起源となる「日立サッカースクール柏」が開校。1993年のJリーグ発足後は「柏レイソルユース」と名称を改め、年々その規模を拡大させていき、育成部門全体を包括する「柏レイソルアカデミー」へと発展を遂げた。
アカデミー発足当初は各カテゴリーの指導者が各自の方針で育成を行っていたが、2003年にU-15コーチに就任した吉田達磨を中心にアカデミー全体のプレーモデルがまとめられ、全カテゴリーの選手が一貫したコンセプトのもとでプレーする環境が整えられた。
吉田の志向するボールポゼッションを重視したサッカーは、当時の育成現場においては異端とされるスタイルだったが、その後FCバルセロナやスペイン代表の隆盛に伴い全国的に波及していった。
酒井直樹、明神智和、近藤直也、酒井宏樹、工藤壮人といった日本代表経験者をはじめ、アカデミーからは毎年多くのプロサッカー選手が輩出され、吉田がトップチームの監督に就任した2015年以降は、トップチーム所属選手の約半数をアカデミー出身者が占めている。
組織
U-18、U-15、U-12のカテゴリーから成るアカデミー本体のほか、ホームタウンエリアの12クラブと提携し、柏レイソルアライアンスグループ(2012年3月までは『柏レイソルアカデミー提携クラブ』)として育成理念や情報の共有を行っている。
2015年には日体大柏高校と相互支援契約を結び、指導者の派遣や、U-18に昇格できなかった選手たちの受け入れをスタートさせた。
柏レイソルアライアンスグループ
柏レイソルアライアンスアカデミー
・柏レイソルアライアンスアカデミーTOR’82(柏市)
・柏レイソルアライアンスアカデミー野田(野田市)
・柏レイソルアライアンスアカデミー長生(白子町)
・柏レイソルアライアンスアカデミー流山(流山市)
柏レイソルアライアンスクラブ
・FCアクティブ柏(柏市)
・カナリーニョFC(柏市)
・風早レクトFC(柏市)
・FCダム(松戸市)
・ヴィスポ柏99FC(我孫子市)
・柏エフィートFC(流山市)
・柏ラッセルFC(流山市)
・柏マイティーFC(茨城県取手市)
その他の提携先
・日体大柏高校(柏市)
・チャイナートFC(タイ)
設立年月日 | 1969年 月 |
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