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17 大谷翔平

オオタニ ショウヘイ

投手/DH/外野手

現在の所属 ロサンゼルス・ドジャース(野球) 生年月日 1994年7月5日
身長 193cm 体重 95kg
出身地 岩手県奥州市
投/打 右/左
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スポーツ歴

ロサンゼルス・ドジャース 野球

2024年 - 現在

投手/DH/外野手

2023年12月9日に自身のインスタグラムでドジャースに移籍を発表し、英語で「次のチームをドジャースに決めた。現役最後の日まで、ドジャースのためだけでなく、野球界のために努力し続けたい」と綴った。契約金は、北米4大プロスポーツリーグ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)となった。MLBでの過去最高額は、エンゼルスでチームメートだったトラウトの12年総額4億2650万ドル、北米4大プロスポーツリーグでの過去最高額ははNFLのカンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズの10年総額4億5000万ドル、プロスポーツの過去最高額は当時FCバルセロナに所属していたリオネル・メッシの4年総額6億7400万ドルであり、プロスポーツの契約においても過去最高額となった。年俸7000万ドルという金額は従来の記録を大幅に上回る歴代最高額であり、長期10年契約で年俸の大部分が後払いになるなどチームに負担が少なくなるよう大谷が配慮した超異例の契約内容となった。同月11日にドジャースが正式に大谷の獲得を発表した。背番号はエンゼルス時代と同じ「17」となった。同月14日に本拠地ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで入団会見を行った。

ロサンゼルス・エンゼルス 野球

2018年 - 2023年

投手/DH

【タイトル】
最多本塁打:1回(2023年) ※日本人およびアジア人初

 

【初記録】
<投手記録>
・初登板・初先発登板・初勝利・初先発勝利:2018年4月1日、対オークランド・アスレチックス4回戦(オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム)、6回3失点
・初奪三振:同上、1回裏にマーカス・セミエンから空振り三振
・初完投・初完投勝利・初完封勝利:2023年7月27日、対デトロイト・タイガース2回戦(コメリカ・パーク)、9回1安打3四球無失点8奪三振

 

【表彰】
・シーズンMVP:2回(2021年、2023年[310]) ※アジア人史上2人目、日本人史上2人目、1位票満票(MLB史上19人目、満票2回は史上初)
・新人王:2018年 ※アジア人史上4人目、日本人史上4人目
・シルバースラッガー賞(指名打者部門):2回(2021年、2023年) ※アジア人史上2人目、日本人史上2人目
・エドガー・マルティネス賞:3回(2021年 – 2023年) ※アジア人史上初
・ハンク・アーロン賞:1回(2023年) ※アジア人史上初
・コミッショナー特別表彰:1回(2021年) ※アジア人史上2人目、日本人史上2人目
・プレイヤー・オブ・ザ・マンス:4回(2021年6月[201]・7月、2023年6月・7月[289]) ※4回受賞は日本人史上最多、複数回受賞は日本人野手史上初
・ルーキー・オブ・ザ・マンス:2回(2018年4月、2018年9月)
・プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク:7回(2018年4月2日 – 4月8日、2018年9月3日 – 9月9日、2021年6月14日 – 6月20日、2021年6月28日 – 7月4日、2023年6月13日− 6月19日、2023年6月26日− 7月2日、2023年7月24日− 7月30日) ※7回受賞は日本人史上最多
・ロサンゼルス・エンゼルス最優秀選手賞:3回(2021年、2022年、2023年)
・ニック・エイデンハート最優秀投手賞:2回(2021年、2022年)
・ESPY賞
・「ベストMLB選手」部門:3回(2021年、2022年、2023年)
・「最優秀男性アスリート」部門:1回(2022年)
・プレイヤーズ・チョイス・アワーズ
・MLB年間最優秀選手:1回(2021年) ※アジア人史上初
・アメリカンリーグ最優秀選手:2回(2021年、2023年) ※2004年のイチローに次ぐ、日本人2人目
・ベースボール・アメリカ
・MLB年間最優秀選手賞:2回(2021年、2023年) ※アジア人史上初
・年間最優秀新人:1回(2018年) ※アジア人史上初
・スポーティングニュース
・アスリート・オブ・ザ・イヤー:1回(2021年) ※アジア人史上初
・MLB年間最優秀選手賞:1回(2021年) ※アジア人史上初
・年間最優秀新人:1回(2018年) ※2001年のイチローに次ぐ、日本人2人目
・ベースボール・ダイジェスト
・MLB年間最優秀選手賞:1回(2021年) ※アジア人史上初
・オールMLBチーム[481]※2021年の同時選出は史上初
・ファーストチーム(先発投手):2回(2022年、2023年)
・ファーストチーム(指名打者):2回(2021年、2023年) ※日本人選手初
・セカンドチーム(先発投手):1回(2021年)
・セカンドチーム(指名打者):1回(2022年)

 

【記録】
<打撃記録>
・初出場・初先発出場:2018年3月29日、対オークランド・アスレチックス1回戦(オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム)、8番・指名打者で先発出場
・初打席・初安打:同上、2回表にケンドール・グレーブマンから右前安打
・初本塁打・初打点:2018年4月3日、対クリーブランド・インディアンス2回戦(エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム)、1回裏にジョシュ・トムリンから右越3ラン
・初盗塁:2018年5月23日、対トロント・ブルージェイズ2回戦(ロジャーズ・センター)、9回表に二盗(投手:タイラー・クリッパード、捕手:ラッセル・マーティン)

 

<節目の記録>
・100本塁打:2022年5月14日、対オークランド・アスレチックス2回戦(オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム)、5回表にアダム・オラーから中越2ラン ※日本人史上3人目、459試合目での到達は日本人史上最速
・150本塁打:2023年6月17日、カンザスシティ・ロイヤルズ5回戦(カウフマン・スタジアム)、テイラー・クラークから中越ソロ ※日本人史上2人目、652試合目での達成は日本人史上最速

 

<その他の記録>
・サイクル安打:2019年6月14日、対タンパベイ・レイズ1回戦、7回表に中前安打で達成 ※アジア人史上2人目、日本人史上初、DHではMLB史上6人目
・「2番・投手」出場:2021年4月4日、対シカゴ・ホワイトソックス4回戦(エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム) ※1903年9月7日のジャック・ダンリービー(英語版)以来118年ぶり史上3人目
・本塁打数MLBトップの選手が先発登板:2021年4月26日、対テキサス・レンジャーズ4回戦(グローブライフ・フィールド) ※1921年6月13日のベーブ・ルース以来、100年ぶり
・同一シーズンで勝利投手と先頭打者本塁打を記録:2021年6月26日、対タンパベイ・レイズ5回戦(トロピカーナ・フィールド)、「1番・DH」として出場し、初回先頭打者本塁打 ※1891年のジミー・ライアンとキッド・マデン以来、130年ぶり
・シーズン39本塁打:2021年8月14日、対ヒューストン・アストロズ戦(エンゼルススタジアム)、1回裏にルイス・ガルシアから先頭打者本塁打 ※レジー・ジャクソンと並びロサンゼルス・エンゼルス球団左打者タイ記録
・シーズン40本塁打:2021年8月18日、対デトロイト・タイガース戦(コメリカ・パーク)、8回表にホセ・シスネロから右越ソロ ※ロサンゼルス・エンゼルス球団左打者記録
・投手でシーズン20盗塁:2回(2021年、2023年) ※近代MLB(1901年以降)史上初
・シーズン45本塁打&25盗塁:2021年9月28日、対テキサス・レンジャーズ戦(グローブライフ・フィールド) ※MLB史上6人目、ア・リーグ史上2人目
・シーズン185三振:同上、1回表に空振り三振 ※ロサンゼルス・エンゼルス球団記録
・シーズン100得点:同上、6回表にジャック・メイフィールドの中前適時打で達成 ※日本人選手史上3人目
・シーズン45本塁打&25盗塁&100得点:2021年 ※ア・リーグ史上初
・シーズン2桁本塁打と2桁勝利:2回(2022年、2023年) ※1918年のベーブルース以来、MLB史上2人目
・シーズン10勝&40本塁打&20盗塁:2023年9月3日、対オークランド・アスレチックス戦(オークランド・コロシアム) ※MLB史上初
・シーズン10勝&30本塁打 :2回(2022年、2023年) ※MLB史上初
・シーズン10勝&40本塁打 :2回(2022年、2023年) ※MLB史上初
・シーズン40本塁打:2回(2021年、2023年) ※複数回達成はロサンゼルス・エンゼルス球団史上3人目
・シーズン40本塁打&20盗塁:2回(2021年、2023年) ※ロサンゼルス・エンゼルス球団史上初。複数回達成はMLB史上8人目
・シーズン30本塁打&150奪三振:3回(2021年 – 2023年) ※MLB史上初
・シーズン34本塁打&6三塁打:3回(2021年 – 2023年) ※3年連続はMLB史上初
・トリプル150:2022年9月27日、対オークランド・アスレチックス戦、初回にシーズン150安打を達成し、投手では153投球回、203奪三振をマーク ※MLB史上初
・トリプル160:2022年10月5日、対オークランド・アスレチックス戦、初回にシーズン160安打を達成し、投手では166投球回、219奪三振をマーク ※MLB史上初
・クインティプル100:2021年10月4日、対シアトル・マリナーズ戦、初回に46号ソロを放ち、達成。130.1投球回、156奪三振、138安打、100打点、103得点 ※MLB史上初。ギネス世界記録に認定
・規定打席&規定投球回ダブル到達:同上 ※近代MLB(1900年以降)史上初
・9月無安打の本塁打王:2023年 ※1931年のチャック・クライン、1974年のディック・アレン以来、MLB史上3人目(ライブボール時代 の1920年と1994年を除く)
・40本塁打&15盗塁 最短達成試合数:112試合(2023年) ※2019年のクリスチャン・イエリッチの109試合、1996年のケン・グリフィー・ジュニアの111試合に次ぐ、MLB歴代3位
・開幕試合 10奪三振以上無失点:2023年3月31日 ※MLB史上26人目。チームがその試合で敗れたのはMLB史上初
・10本以上本塁打を打った月の奪三振数:37(2023年6月) ※MLB歴代最多(2位は2021年6月)
・シーズン1完封以上の投手の本塁打:44本(2023年) ※MLB歴代最多
・シーズン10勝以上の投手の本塁打:44本(2023年) ※MLB歴代最多(2位は2022年)
・シーズン100奪三振以上の投手の本塁打:46本(2021年) ※MLB歴代最多(2位は2023年、3位は2022年)
・登板時 OPS:1.220(2023年) ※登板時の打席数60以上 ※近代MLB(1900年以降)最高記録
・登板試合 猛打賞:5試合(2023年) ※1923年のジョージ・ウール、1958年のウォーレン・スパーンに次ぐ、MLB史上3人目
・1試合10奪三振&猛打賞 シーズン2回:2023年 ※MLB史上初
・100本塁打&500奪三振:2023年5月3日、対セントルイス・カージナルス戦 ※ベーブ・ルース以来、MLB史上2人目
・先発登板試合 5出塁:2023年5月15日 ※メル・ストットルマイヤー以来、MLB59年ぶり(ライブボール時代の1920年以降)
・6試合連続長打&四球&得点:2023年6月12日 – 2023年6月17日 ※MLB史上3人目
・1試合10奪三振&2本塁打:2023年6月27日 ※MLB史上6人目
・1試合10奪三振&盗塁:2回(2023年7月6日、7月22日) ※ 2回はボブ・ギブソンに次ぐ、MLB歴代2位タイ
・同日 1安打以下完封&本塁打:2023年7月27日 ※1986年6月8日のフロイド・ユーマンズ以来、MLB37年ぶり
・同日 完封&2本塁打:同上 ※MLB史上5人目
・同日 1安打以下完封&2本塁打:同上 ※1971年6月23日のリック・ワイズ(一試合でノーヒッターと2本塁打で達成)以来、MLB史上2人目
・ダブルヘッダー 異なる試合で先発登板&先発出場:同上 ※ベーブ・ルース以来、MLB史上2人目
・ダブルヘッダー 異なる試合で完封&本塁打:同上 ※MLB史上初
・先発登板試合 本塁打&盗塁:2023年8月3日 ※1964年5月7日のマッドキャット・グラント以来、MLB59年ぶり
・6月 月間15本塁打:2023年 ※ア・リーグ史上4人目
・同一試合 本塁打&盗塁&無失点投球:同上 ※クリスティ・マシューソン、パブロ・サンドバルに次ぐ、MLB史上3人目
・MLBオールスターファン投票ア・リーグ最多得票:2023年 ※2003年イチロー以来、日本人2人目
・MLBオールスターゲーム選出:3回(2021年 – 2023年) ※ファン投票DH部門で3年連続選出は、デビッド・オルティーズ以来、MLB史上2人目
・MLBオールスターゲーム 投打同時選出:3回(2021年 – 2023年) ※MLB史上初。ファン投票選出のア・リーグ指名打者部門に続き、同先発投手部門でも選手間投票で選出された
・MLBオールスターゲーム 投打先発出場:2021年 ※MLB史上初。ギネス世界記録に認定

 

<打球速度に関する記録>
・191.7 km/h:2022年4月10日、ヒューストン・アストロズ戦 ※自己最速
・189.9 km/h:2022年6月25日、シアトル・マリナーズ戦 ※本塁打自己最速
・186.8 km/h:2023年6月14日、テキサス・レンジャース戦 ※左打者逆方向本塁打史上最速
・186.2 km/h:2023年8月23日、シンシナティ・レッズ戦 ※投手本塁打史上最速
※いずれも、スタットキャスト導入以後。

 

 

北海道日本ハムファイターズ 野球

2013年 - 2017年

投手/外野手/DH

【タイトル】
・最多勝利:1回(2015年)
・最優秀防御率:1回(2015年)
・最高勝率:1回(2015年)

 

【表彰】
・最優秀選手:1回(2016年)
・ベストナイン:3回(投手部門:2015年、2016年 / 指名打者部門:2016年) ※2016年は史上初の投手部門と野手部門の同時受賞[112]、2016年は指名打者部門での平成生まれ初の受賞
・正力松太郎賞:2回(特別賞:2021年、2023年) ※選手として表彰
・月間MVP:2回(投手部門:2015年4月、2016年6月)
・最優秀バッテリー賞:1回(2015年 捕手:大野奨太)
・ジョージア魂賞
・年間大賞:1回(2014年)
・Bi-weekly賞:1回(2014年度第2回)
・札幌ドームMVP:2回(野球部門:2015年、2016年)
・セ・パ交流戦 日本生命賞:1回(2016年)
・オールスターゲームMVP:1回(2016年第2戦) ※指名打者として出場
・オールスターゲーム敢闘選手賞:1回(2013年第3戦) ※右翼手として出場
・オールスターゲームSKYACTIV TECHNOLOGY賞:1回(2013年) ※右翼手として出場
・ホームランダービー優勝:1回(2016年第1戦)

 

【記録】
<初記録>
投手記録
・初登板・初先発登板:2013年5月23日、対東京ヤクルトスワローズ2回戦(札幌ドーム)、5回2失点で勝敗つかず
・初奪三振:同上、2回表にウラディミール・バレンティンを空振り三振
・初勝利・初先発勝利:2013年6月1日、対中日ドラゴンズ4回戦(札幌ドーム)、5回3失点
・初完投勝利・初完封勝利:2014年5月13日、対埼玉西武ライオンズ7回戦(函館市千代台公園野球場)、9回9奪三振
・初ホールド:2016年7月24日、対オリックス・バファローズ15回戦(札幌ドーム)、6回表に2番手で救援登板、1回無失点

 

打撃記録
・初出場・初先発出場:2013年3月29日、対埼玉西武ライオンズ1回戦(西武ドーム)、8番・右翼手で先発出場
・初打席:同上、3回表に岸孝之から見逃し三振
・初安打:同上、5回表に岸孝之から右線二塁打
・初打点:同上、6回表に岸孝之から右前適時打
・初盗塁:2013年6月29日、対埼玉西武ライオンズ11回戦(札幌ドーム)、6回裏に二盗(投手:十亀剣、捕手:上本達之)
・初本塁打:2013年7月10日、対東北楽天ゴールデンイーグルス10回戦(koboパーク宮城)、4回表に永井怜から右越2ラン

 

その他の記録
・1試合16奪三振:2014年7月9日、対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天Koboスタジアム宮城) ※球団タイ記録、20歳0か月での16奪三振以上はNPB最年少記録、球界では2011年田中将大以来18人目(20度目)
・毎回奪三振:同上、球団史上10人目
・クライマックスシリーズ最年少勝利投手(20歳3か月):2014年クライマックスシリーズファーストステージ第1戦
・セーブ:2016年10月16日、対福岡ソフトバンクホークス 2016年クライマックスシリーズファイナルステージ第5戦(札幌ドーム)、9回表に5番手で救援登板、1回無失点 ※公式戦も通じての初セーブ
・シーズン2桁本塁打と2桁勝利:2014年 ※NPB史上初(MLBを含めるとベーブ・ルース以来96年ぶり)
・シーズン2桁本塁打と2桁勝利:2016年 ※自身2度目(2度目の達成はMLBなど世界のプロリーグを含めても史上初)
・シーズン10勝・20本塁打・100安打:2016年 ※NPB史上初(MLBなど世界のプロリーグを含めても史上初)
・オールスターゲーム出場:5回(外野手選出:2013年、投手選出:2014年 – 2016年、指名打者選出:2017年) ※2016年は投手での選出だったが、怪我(右手中指のマメが潰れた)により指名打者での出場となった。

花巻東高等学校硬式野球部 野球

2010年 - 2012年

投手

自身が中学3年時にセンバツ大会決勝に進出した岩手県の花巻東高校のエース、菊池雄星に憧れ、同校へ進学。「日本一になる」「日本人最速となる球速160km/hを記録する」「ドラフトで菊池雄星を越える8球団から1位指名を受ける選手になる」ことを目標に掲げた。高校時代に、自分の目標を達成するための「マンダラチャート」を作成。MLB移籍後(2019年時)も「僕にとって雄星さんは特別な存在」と語っている。

大谷はこの高校での寮生活について、良い環境であり自身が大きく変わるきっかけになったと後に語っている。生活や娯楽に制限を受けたことで、何が正しいのかを考えて行動することの重要性を学んだという。親以外の指導者から教わる経験も初めてであった。監督の佐々木洋による『先入観は可能を不可能にする』(先入観を捨てることによって不可能が可能になる)という言葉を心に刻んだ。入部後は監督の佐々木洋の「まだ骨が成長段階にある1年夏迄は野手として起用して、ゆっくり成長の階段を昇らせる」という方針により、1年春は「4番・右翼手」で公式戦に出場。秋からエースを務め、最速147 km/hを記録。

2年春には最速151 km/hを記録し、「みちのくのダルビッシュ」と呼ばれ注目を集める。第93回全国高等学校野球選手権大会初戦の帝京高校戦では骨端線損傷により右翼手として先発出場するが、4回途中から登板し、田中将大(駒澤大学附属苫小牧高校)に並ぶ甲子園での高校2年生最速タイ記録(当時)となる150 km/hを記録。その後は治療に専念し、試合には打者限定で出場した。

3年生になる直前、2012年3月の第84回選抜高等学校野球大会初戦の大阪桐蔭高校戦は、5回まで2安打無失点6奪三振の好投を見せ、相手エースの藤浪晋太郎から本塁打も放ったが、最終的に8回2/3を11奪三振11四死球で9失点(自責5)で敗退。

3年生の夏、2012年度の全国高等学校野球選手権岩手大会の準決勝・一関学院高校戦ではアマチュア野球史上初となる160 km/hを記録した。この試合は7回を3安打1失点13奪三振の快投でコールド勝ち。しかし決勝の盛岡大学附属高校戦では、多彩な変化球を操り15奪三振と力投するも、味方のミスや、相手チームによる本塁打など運にも見放され5失点を喫し、高校最後の全国選手権大会出場はならなかった。

甲子園通算成績は14回を投げ防御率3.77、16奪三振。野手としては2試合で打率.333、1本塁打。

9月には第25回AAA世界野球選手権大会の日本代表に選出され、主に四番・指名打者として起用された。5位決定戦の対大韓民国代表戦に先発し、7回を投げ2失点、12奪三振、最速155 km/hを記録するも敗戦投手となった。9月18日、プロ志望届を提出した。

プロ野球ドラフト会議前にはNPBだけでなくMLB球団からも注目され、本人は当初「(MLBかNPBかは)五分五分」と語っていたが、ロサンゼルス・ドジャースやテキサス・レンジャーズ、ボストン・レッドソックスとの面談を経て、10月21日にMLBへの挑戦を表明。会見では「日本のプロよりもメジャーリーグへの憧れが強く、マイナーからのスタートを覚悟の上でメジャーリーグに挑戦したい」と語った。

しかし、10月23日に北海道日本ハムファイターズGMの山田正雄が大谷をドラフト会議で1位指名することを公表し、日本ハム監督の栗山英樹も「大谷君には本当に申し訳無いけれど、指名をさせていただきます」と話していた。

10月25日に行われたドラフト会議ではファイターズが大谷を1巡目で単独指名し交渉権を獲得。指名後の会見では「びっくりしたし動揺もした。評価して頂いたのは有り難いが、アメリカでやりたいという気持ちは変わらない」と語り、指名挨拶のため日本ハムから訪問を受けた際にも面会しなかった。しかしその後、2度目の訪問で指名挨拶を受け、両親を交えた入団交渉も4度にわたって行い、3度目の入団交渉からは栗山も同席する。交渉では『大谷翔平君 夢への道しるべ〜日本スポーツにおける若年期海外進出の考察〜』と題された30ページに及ぶ資料が提示され、高校卒業後、直接アメリカへ渡った韓国の野球選手がMLBで活躍しているケースが少ない点や、過酷なマイナーリーグの現状、母国のプロリーグで実力をつけた選手の方がMLBで活躍できる確率が高い点などが説明された。更に前年までダルビッシュ有が着用していた背番号11、投手と打者の「二刀流」育成プランなどを提示された。結果的に大谷は12月9日に日本ハム入団を表明した。12月25日に契約金1億円+出来高払い5000万円、年俸1500万円(推定)で仮契約を結んで入団会見した。背番号は上記の通り前年までダルビッシュが着用していた「11」に決まった。会見後には札幌ドームで監督の栗山英樹と投打で1球勝負するエキシビションも行われた。

一関リトルシニア 野球

2007年 - 2009年

全国大会出場

水沢リトルリーグ 野球

2003年 - 2006年

全国大会に出場した。当時の捕手は、恐怖を感じるほど球が速かったと語っている。小学校5年生にして球速110 km/hを岩手県営野球場で記録し、また1試合で6回17奪三振の成績を残したこともあった。

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【表彰】
<国際大会>
・WBSCプレミア12・ベストナイン:1回(先発投手部門:2015年)
・WBC最優秀選手:1回(2023年)
・WBC東京ラウンドMVP:1回(2023年)
・オールWBCチーム
・投手部門:1回(2023年)
・指名打者部門:1回(2023年)

 

<その他表彰>
・報知プロスポーツ大賞:2回(2014年、2016年)
・日本プロスポーツ大賞
・大賞:2回(2016年、2018年)
・殊勲賞:2回(2022年、2023年)
・速玉賞:1回(2014年)
・毎日スポーツ人賞 グランプリ:1回(2018年)
・ビッグスポーツ賞:2回(2018年、2021年) ※2018年はテレビ朝日スポーツ放送大賞
・新語・流行語大賞 年間大賞『リアル二刀流/ショータイム』:2021年
・Yahoo!検索大賞
・大賞:2回(2021年、2023年)
・アスリート部門:2回(2021年、2023年)
・ナンバーMVP賞:2回(2016年、2021年)
・フォーブス30アンダー30:1回(2021年)
・#Twitterトレンド大賞 スポーツ部門賞:1回(2021年)
・朝日スポーツ賞:1回(2021年)
・岩手日報文化賞 特別賞(2023年)
・LINE NEWS AWARDS 2023 アスリート部門(2023年)

 

【NPB/MLB通算】
<節目の記録>
・100本塁打:2021年4月21日、対テキサス・レンジャーズ3回戦(エンゼル・スタジアム)、3回裏にマイク・フォルテネービッチから右越ソロ
・150本塁打:2022年5月22日、対オークランド・アスレチックス7回戦(エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム)、1回裏にコール・アービンから中越ソロ
・1000奪三振:2022年8月9日、対オークランド・アスレチックス12回戦(オークランド・コロシアム)、3回裏にジョナ・ブライドから空振り三振
・200本塁打:2023年6月23日、コロラド・ロッキーズ1回戦(クアーズ・フィールド)、5回表にカイル・フリーランドから右中間越ソロ(NPB:48、MLB:152) ※日本人12人目

 

 

<球速に関する記録>
・165 km/h:2016年10月16日、対福岡ソフトバンクホークス クライマックスシリーズ ファイナルステージ第5戦(札幌ドーム) ※NPBプレーオフ最速記録、パ・リーグ最速記録タイ。
・164 km/h:2016年9月13日、対オリックス・バファローズ22回戦(札幌ドーム) ※NPB先発自己最速記録
・101.9 mph:2021年3月21日、対サンディエゴ・パドレスオープン戦(ピオリアスタジアム) ※MLB自身最速記録
・160 km/h:2014年6月4日、対広島東洋カープ2回戦(札幌ドーム) ※パ・リーグ初の160 km/h

 

【背番号】
11(2013年 – 2017年)
17(2018年 – )
16(2015年プレミア12、2023年WBC)

 

 

【登場曲】
・「ドリームメイカー」TRIPLANE(打席時、2013年)
・「The Power Of Love」Huey Lewis & The News(登板時、2013年)
・「キットカナウ」miwa(打席時、2014年 – )
・「Party Maker」Perfume(登板時、2014年 – )
・「DAN DAN 心魅かれてく」FIELD OF VIEW(登板時、2015年 – )
・「Do or Die(Remix)」Afrojack(登板時、2015年 – )
・「WRAPPED UP FEAT.TRAVIE McCOY」OLLY MURS(打席時、2015年 – 2018年)
・「ファッションモンスター」きゃりーぱみゅぱみゅ(2018年 – )
・「Showtime」Lil Wayne(得点圏時、2018年 – )
・「LOST IN PARADISE feat. AKLO」ALI(打席時、2021年 – )
・「The Greatest Show」(打席時、2022年 – )
・「Twinbow」Slushii×Marshmello(奇数打席時、2022年 – )
・「LOVE ROCKETS」The Birthday(打席時、2023年 – )

 

 

【代表歴】
・2012年AAA世界野球選手権大会日本代表
・2015 WBSCプレミア12 日本代表
・2023 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表

 

 

【社会貢献】
・2020年、国際的な医療支援活動を展開するNPO法人「ジャパンハート」が医療現場にマスクや防護服などの物資を届けるために募ったオークションでサイン入りバットを出品。
・2021年、選手間投票の「プレーヤーズチョイス賞」年間最優秀選手選出に伴って行う慈善活動として、カリフォルニア州オレンジカウンティの慈善団体「ミラクルズ・フォー・キッズ」に寄付。
・2023年、日本の小学校にグラブ6万個を寄贈。1校あたり3つ(2つは右投げ用、1つは左投げ用)。

 

【生い立ち】

1994年7月5日、岩手県水沢市(現在の奥州市)にて、元社会人野球選手の父・大谷徹とバドミントン選手の母・加代子との間に二男として出生。兄はトヨタ自動車東日本硬式野球部所属の大谷龍太。さらに姉が一人いる。

地元・奥州平泉にゆかりある源義経の八艘飛び(はっそうとび)のイメージから「翔」と平泉の「平」を合わせて父・徹が「翔平」と命名。

バドミントンと水泳を習って基礎力を養い、後に始める野球で活躍している。