野球は決して一人の力だけで勝つことのできるスポーツではありません。チーム全員の心をひとつにして一球一球に想いを注ぎ込む。その大切さを大阪桐蔭硬式野球部は「一球同心」という部訓で表現しています。この言葉を胸に、全国制覇をめざして日々練習に打ち込んでいます。
1988年(昭和63年)に創部。1991年には春のセンバツ大会、夏の選手権大会ともに甲子園初出場を果たした。1991年春のセンバツ大会は、エースの和田友貴彦が1回戦の仙台育英高校戦でノーヒットノーランを達成するなど、ベスト8に進出した。1991年夏の選手権大会では、決勝スコア13-8で沖縄水産高校に勝利し、初出場・初優勝の快挙を成し遂げた。創部わずか4年目での夏の全国制覇は、今も続く史上最速の記録である。
2008年夏の選手権・第90回記念大会では決勝スコア17-0という圧倒的な強さで、常葉菊川高校に勝利し2度目の全国制覇を成し遂げた。大阪勢としても1991年の同校以来17年ぶりに夏の選手権大会での全国制覇を果たしている。
2012年春のセンバツ大会では決勝スコア7-3で光星学院高校に勝利し春のセンバツ初優勝と3度目の全国制覇を達成した。大阪勢としては1993年の上宮高校以来19年ぶりに春のセンバツ大会での全国制覇を成し遂げた。
さらには2012年夏の選手権大会でも春夏連続して決勝戦に進出、なお対戦相手は奇しくも同年春センバツ大会準優勝の光星学院高だった(甲子園大会の決勝戦で春夏連続同一カードは史上初である)。決勝スコアは3-0で光星学院高に再び勝利を果たし、史上7校目の春夏連覇を達成した。また、同校としては4度目の全国制覇を成し遂げた。そして秋に行われた岐阜国体でも優勝し、松坂大輔を擁した横浜高校以来となる史上3校目の「三冠」を達成した。
2014年夏の選手権大会では決勝スコア4-3で三重高校に勝利し春夏通算5度目の全国制覇を成し遂げた。大阪勢としては2年ぶりに夏の選手権大会での全国制覇を果たしている。
2017年春のセンバツ大会では決勝スコア8-3で履正社高校との史上初の大阪決戦で勝利し春夏通算6度目の全国制覇を達成。大阪勢としては5年ぶりに春のセンバツ大会での優勝を果たしている。
2018年春のセンバツ・第90回記念大会では決勝スコア5-2で智辯和歌山高校に勝利し春夏通算7度目の全国制覇および史上3校目となる春連覇を達成した。また、前記のように第90回選手権(2008年夏の選手権記念大会)も同校は全国制覇を成し遂げており、春夏両方で第90回記念大会の覇者となった。
さらに2018年夏の第100回選手権記念大会でも春夏連続して決勝戦に進出。決勝スコア13-2で金足農業高校に勝利し、春夏通算8度目の全国制覇を達成。史上初めてとなる2度目の春夏連覇を果たしている。そして秋に行われた福井国体でも優勝し、史上初めての2度目の「三冠」を達成した。
設立年月日 | 1988年 月 |
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